更新日:2011/01/01(土)
[政治] 沖縄県知事選の結果を受けて 琉球民族のアイデンティティを守りたい
──出村秀志(伊波さん応援団/経営コンサルタント)
沖縄の未来は…
今回の沖縄知事選は、今後の沖縄の未来を大きく変える選挙でした。
伊波さんは、「グアム移転」を強く推していましたが、正直、仲井真さんは何がしたいのかよくわからない。個人的な見方で申し訳ないのですが、仲井真さんは「今の沖縄を良くしたい」、伊波さんは「未来の沖縄を良くしたい」という印象でした。
沖縄は元々、日本国ではありませんでした。琉球国という独立国でした。日本に侵略され差別を受け、軽蔑されて粗末な扱いを受け続けてきました。今でもまるで植民地です。私は、「経済策も大事ですが、琉球民族のアイデンティティを忘れず、守ってくれるような知事であってほしい」と願っています。
知事をある意味、国王として見ています。同時に、日本の植民地の管理役監視役とも見ています。日本の言いなりになって、日本の使いっぱしり的な存在にならないように…。
ですが、もうコリゴリです。日本の言いなりになって海を汚し、ジュゴンやサンゴを殺し、緑を伐採し、米軍に基地を提供させられ、軍事演習が続く沖縄。文化や伝統を疎かにしてリゾートホテルを建てまくる沖縄…。
戦争で亡くなっていった琉球人は、こんな沖縄を夢見て亡くなっていったのでしょうか? 最後の琉球国王は、こんな沖縄を望んでいたのでしょうか?
私は沖縄が本気で心配です。本気で沖縄を心配して、「過去と未来を大切に想う知事」に沖縄を任せたいです。
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