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更新日:2010/11/03(水)

─失業保険が終了、延長給付始まったが…

仕事を見つける自信もなく本当に不安だ

今年の6月より失業給付を受けながら、転職活動を開始した。雇用に関しては、相変わらず各メディアから「雇用情勢が悪い」「失業者への対応が遅い、悪い、少ない」と、散々非難され続けている。それはいつ始まったのか、もう思い出せないくらい長く続いている話ではないだろうか。何はともあれ、転職活動の基本はハローワークへ出向くこと。今回は私自身の転職活動を振り返って、今のハローワークの「生の姿」から失業の現実を見直したいと思う。

介護の求人は多いが選択肢は少ない

5月末に失業した私は、離職票が届くと同時に、地元のハローワーク府中(東京都)へ顔を出した。今回の退職は、会社都合による退職。

ところが離職票をよく見ると、退職理由は「退職勧奨」になっていた。退職勧奨には応じていないはずなのに…。窓口に提出する際に確認すると、「いずれにせよ、離職理由は会社都合になるのでいいでしょう」との答え。ハローワークにとっても、会社都合退職は取り扱いが煩雑なようで、少し面倒な様子がうかがえたのが印象的だった。

失業認定日は、4週毎の火曜日に決定した。認定日には、就職活動とアルバイトの実績を報告する「失業認定申告書」を提出する。2回以上の就活が無いと失業保険が受給できないルールだが、ハローワークに2回行けば活動実績のノルマを「達成」したことになるので、極めて低いハードルだ。就職フェアに参加したり、最寄のハローワークに行っても就活実績にカウントされるので、「雇用保険受給資格者証」は常に携帯する習慣が付いた。

私が希望する職種は、もちろん介護。介護の求人は、検索で相変わらず沢山出ている。選ばなければ、すぐにでも仕事は決まるのかもしれない。だが、求人票をよく見ると、それほど選択肢は多くないことに気付く。

相変わらず自転車操業で経営状態が改善されない事業所や、ヘルパーへの待遇があまりにも悪すぎる事業所…。介護保険制度のルールが守れなかったり、雇用契約をろくに結べなかったり、親会社の将来性がなく、経営破綻すら危ぶまれたりする事業所では、勤めるのが怖くなってしまう。

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