[情報] ワンマン橋下府知事に怒りのレッドカード
7・30大阪府ワンディアクション行動 150名が知事の「7つの罪」を告発・抗議
「大阪府民は、橋下のやりたい放題に黙ってへんで!」「橋下府政にレッドカード!」
7月30日(金)、大阪府庁前で「7・30大阪府ワンディアクション行動」が行われた(主催・同実行委)。平日の昼間にもかかわらず、市民・労働者、約150人が集まり、橋下知事への抗議申し入れとデモを行った。
警備員や府職員が正門周辺をガードする中、日朝連帯・イラク反戦に取り組む市民団体や、教育労働者、非正規労働者などがマイクを握り、橋下府政への怒りを表明。その声は、府庁周辺に響きわたった。
「日本人民委員会」の伊関要さんは、橋下知事の朝鮮学校無償化除外方針について、「民族排外主義を振りかざして、教育に介入する橋下知事を断じて許さない」「これは日本の民主主義を守る問題」と指摘、「朝鮮学校授業料無償化を求める署名」1万5850筆を提出した。
松下プラズマディスプレイの偽装請負を内部告発して不当解雇された吉岡力さんは、「脱税・派遣労働者使い捨てで問題の多いシャープ・パナソニックに対して、どうして大阪府は億単位の助成をおこなうのか」と批判した。
この日告発され、府に抗議の申し入れをした橋下知事の「大罪」は、次の7つ。
@朝鮮学校への無償化除外、A「スーパーエリート校」構想や、教職員評価制度の導入など教育現場への差別と切り捨ての持ち込み、B関西国際空港への沖縄・米軍基地の移転発言、Cシャープ・パナソニックへの多額の助成金、Dベイエリア「カジノ特区」構想、E「貸し金特区」構想、F「大阪都」構想。いずれも弱い者いじめや、行政の責任を放棄して大企業・財界に媚びる橋下らしい施策だ。
当日、橋下知事本人は「上海万博」出席のため不在だったが、参加者は「怒」と書かれたレッドカードを掲げて、「橋下、退陣しろ!」の意思を突きつけた後、府庁の周辺をデモ行進した。(編集部)