更新日:2010/07/01(木)
[情報] 排外主義を許さない 「生きる権利に国境はないぞ!」とデモ
排外主義を許さない5・30関西集会 大阪・扇町公園に1000人
他者を貶めることでしか自尊心を持てず、差別感情を露出することにカタルシスを覚える排外主義者―在特会は、そうした精神の歪みを象徴する存在だ。
5月30日、「排外主義を許さない関西集会」に1000人が集まった。これまで関西では、「朝鮮学校への攻撃を許さない!3・28集会」などが取り組まれてきたが、今回も、賛同は595人・団体に及んだ。
集会では、公権力をもって、在日朝鮮人を攻撃し、民族的権利を侵害しようとする橋下大阪府知事も厳しく批判された。高校無償化対象から朝鮮高校を除外したい橋下知事は、朝鮮高校訪問というパフォーマンスを行い、@総連から寄付を受けない、A総連の行事に学校幹部が参加しない、B教室から故・金日成主席らの肖像画を外す、C教科書から北朝鮮の指導者や国家体制を礼賛する表現を削除する、などの条件を発表した。
民族学校が生まれた歴史的経緯を無視し、民族学校を同化教育の場とせよとの要求である。こうした橋下らの発言に在特会ら排外主義者は、溜飲を下げ、行動を正当化する。
この日在特会は、神戸で「パチンコ禁止デモ」なるものを行っており、妨害行動はなかった。
今回の集会は、2000人参加の目標には遠く及ばなかったが、出発点としての意義が失われることはない。
在特会らや、それを生み出す日本社会の排外主義的土壌との闘いはこれからも続く。
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