[情報] 「LOVE&ビンボー春祭り」 メジャーイベントとの協働に成功!
名古屋:2010年・フリーターメーデー
前号の「2010年フリーターメーデー特集」に掲載できなかった、名古屋からの報告を紹介する。(編集部)
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4月25日(日)の名古屋の「LOVE&ビンボー春祭り」は、環境運動の「アースデイ」の人たちとも協働して、毎年アースデイ(4月22日)とメーデー(5月1日)の間の日に開催しています。
今年、名古屋では、10月に「生物多様性条約締約国会議」(COP10)を控えています。このCOP10は、「動物がたくさんいる地球」というイメージで語られがちですが、実際には、遺伝子資源の「取り分」をめぐる政治的な会議でもあります。
私たちのメーデーでは、環境系の人たちとも議論しつつ、テーマを「人間の多様性も大事だね」と設定しました。COP10の政治性を覆い隠すプロパガンダに強い批判精神を持ちつつ、「ただ反対する」だけではない、運動の可能性を模索しました。
少数派の自己満足に終わらせないために、今回は実行委員の間では、より存在感を強めるために、「裏テーマ」として「メジャームーヴメントとの協働」を画策、実行に移しました。
「メジャー路線」といった場合、LOVE&ビンボーの場合は「中央メーデー」と「ロハスなアースデイ」の両方になります。もちろん「合流」ではなく、「協働」です。
メジャーメーデーと協働「人間の多様性」アピール
メジャーメーデーとの協働は、第81回愛知県中央メーデー(5月1日)実行委員会と交渉。協賛を取り付けるとともに、同じ日に別会場で開催されていた中央メーデーのプレ企画「イブニングメーデー」と連携し、デモ隊の連携プランを実施しました。
4月25日当日、会場である高速道路下の若宮大通公園には、「人間の多様性バサール」として、学生ボランティア団体、エイズデー名古屋、設楽ダム反対運動、アフリカ・バングラディシュ・ニカラグア支援NPO、無農薬野菜生産者、授産施設のお店、手作りキャンドル、東京から餅つきにやってきた学生たち、神戸・三重・岐阜・オーストラリアなどから、様々な出店がありました。
その前で「人間の多様性アピール」として、出展者の人たちのアピールや、地元アーティストによる演奏、飛び入りアーティストによる演奏(会場は練習場所になっている)なども開催。会場には、中央メーデー委員長の方も挨拶に来てくれました。
午後まで楽しんだ後は、集会宣言を採択して、デモに出発しました。