更新日:2010/05/28(金)
[政治] 普天間代替 どうする?新米軍基地 全国投票
──野田隆三郎(岡山大学名誉教授)
国内のどこにも造らない 65%
沖縄普天間基地「移設」問題が混迷を深めている。名護市長選挙で「移設」反対派が勝利し、また沖縄県議会が全会一致で県内移設反対を決議するなど、沖縄県民の県内移設反対の意思は明確になったにもかかわらず、民主党政府は選挙公約を破って、沖縄県内たらい回しに、こだわり続けた。
国民は「移設」問題を、どう見ているのか? このことを市民の手で調べるために、安斎育郎立命館大学教授、井原勝介前岩国市長らの呼びかけのもと、2月20日〜3月7日の期間、全国28ヵ所で、「どうする?新米軍基地全国投票(街頭シール投票)」を実施した。(http://sinbk.exblog.jp/)
マスコミが核心をそらした、的外れな世論調査を繰り返すなか、私たちの設問とその投票結果は左記のとおり。
「国内のどこにもつくらない」が、これほど多いとは当初、私たちも予想していなかった。
「問題がこじれれば、日米関係を危うくする」というマスコミの宣伝にもかかわらず、国民は国内移設を容認していない。
5月末決着を言う政府が、今後どこに押し付けようとも、地元の反発は避けられず、「移設」問題は、ますます緊迫の度を増すに相違ない。鳩山首相の言うアメリカも地元も納得する案など、そもそも存在しないのだ。
私たちは国内移設ノーの圧倒的世論を信頼して、今後、世界一危険な普天間基地の即 時無条件閉鎖を求める運動を強めていかなければならない。
投票の様子は、全国各地の新聞紙上で報道された。詳細は上記のHPをご覧いただきたい。沖縄の2大紙も報道してくれたので、本土の住民も沖縄に押し付けることを決して望んでいないことを、沖縄の人々に伝えることができた。
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