更新日:2010/03/29(月)
[社会] 西成警察に抗議した稲垣委員長収監される
150名が検察庁前で抗議・激励
3月10日(水)、釜ヶ崎地域合同労組委員長の稲垣浩さんが収監された。2004年12月の西成警察による釜ヶ崎労働者への暴力への抗議行動の最中のトラブルが傷害の共同正犯とされた件と、2006年4月に大阪市建設局による野宿者テント清掃時のビデオ撮影への抗議が「威力業務妨害」とされた判決の執行猶予が取り消されたもの。
執行猶予取り消しは、2008年6月の西成署前での抗議行動で「道路交通法違反」有罪が確定したことによる。
いずれの裁判も、稲垣さんが釜ヶ崎労働者への大阪府警の暴力や、大阪市の野宿生活者への嫌がらせへ抗議したことが、有罪とされた。さらに、「罪証隠滅・逃亡の恐れ」と難癖をつけて、長期拘留した。これは、権力にもの申す人間への、報復的な弾圧だ。
稲垣さんは、11ヵ月の懲役刑に服するため、大阪高等検察庁からの呼出で、10日午後1時に大阪市福島区の検察庁に出頭。正午から、不当な収監に抗議する釜ヶ崎労働者や、関西生コン支部などの労働組合など、、反弾圧ネットワーク実行委員会を中心とした約150名が集まり、稲垣さんとともに、大阪府警・検察の不当弾圧に抗議した。
稲垣さんはこの日も、釜ヶ崎での行政の差別行政、労働者・野宿生活者に対する警察の暴力への不当性を訴えた。
改めて、西成署の暴力への抗議に起ち上がった釜ヶ崎労働者・稲垣さんへの不当弾圧に抗議する。(編集部)
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