更新日:2010/03/01(月)
[社会] 「西成公園よろず相談所」 活動家不当逮捕 市と府警の共謀!?
テント村・釜ヶ崎つぶしの事前弾圧!?
1月12日(金)、大阪府警は「西成公園よろず相談所」の伊東さんを不当逮捕した。西成公園で新しく野宿生活を始めたKさんのテントを、無断でビデオ撮影した財団法人・大阪市スポーツ・みどり振興協会(公園の指定管理者)の職員に抗議したことが、「威力業務妨害」だとされ、現行犯逮捕(私人逮捕/※注)されたのだ。
しかも、ビデオ撮影していた協会の職員は、府警OB。この人物が、新たに西成公園でテント生活を始めようとしていたKさんのテントをビデオ撮影し、伊東さんを「撮影をじゃました!」と現行犯逮捕した。その用意周到さからみて、伊東さんに狙いをつけ、ビデオ撮影という「挑発行為」をやってきた可能性もある。公園管理の責任者である大阪市天王寺動植物公園事務所と大阪府警の共謀が疑われている。
伊東さんは、「労働者の尊厳と生命を守る取り組み」として、西成公園テント村住民の相談に乗ったり、行政からの嫌がらせ・排除の動きに対して抵抗をおこなってきた活動家だ。
一方、Kさんは、「働けるうちは、生活保護には頼らず、野宿しながらでも生活していきたい」と、伊東さんに相談し、西成公園での生活を始めようとしていた矢先のできごとだった。
2月2日、大阪府警本部は、「罪証隠滅の恐れあり」というデタラメな理由で、伊東さんを接見禁止処分のまま、起訴した。
※注…刑事訴訟法213条には「現行犯人の逮捕は、何人でも、逮捕状なくして、これを逮捕することができる」とある。
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