[投書] 言わせて聞いて第1369号
世の中を変えていくために正しいことを見分け省みよう●山口・匿名
私の学生時代の同じ学部にいた仲間に、沖縄出身の人がいました。
彼が鹿児島県のことを「薩摩」と言っていたことを思い出しました。何の罪もない琉球の人々を、昔から自分たちの欲のために散々痛めつけておいて、日本の国民たちは、知っていながら自分のこととは思わぬ人が多いと感じます。
私が中高生だった1980年代からじわじわと、日本の学校で使用される教科書は、皆が知らぬ間に随分と書きかえられています。
日本の行く末に恐怖を感じます。戦争を正当化し、過去を改ざん、封じ込め、大切なことを教えないことが、はたして「愛国心」を培うことでしょうか?
私は違うと思います。
金城実氏の記事を拝見して、沖縄の皆さまの長きに渡る怒りと悲しみを、日本政府は隠さずに、もっと全国民とその子どもたちに知らせるべきなのだと、再び思いました。
小沢一郎氏が現在かなりターゲットになっていますが、彼の政治資金問題などよりも、日本のマスメディアは、他に取り上げ公表すべきことが多いはずなのに、騒ぎ過ぎておかしなことです。外国人参政権が問題なのでしょうか?
自民党も民主党も、足の引っ張り合いでみっともない。市田良彦氏と生田武志氏の対談は、興味深かったです。
ですが、日本の国民全体が正しいことと、そうでないことを自ら見分け、省みようとしない限り、日本は、世界は、何も変わらないことでしょう。
私たちが選べる道についての記事を●東京・MS
時間が無い時には、状況の既知のひどさを伝えるだけの見出しを見て、人民新聞の封筒を開ける気になれませんでした。
貧困が問題なら、どう克服するのか、権力を糾弾するだけで、どういう心構えで克服していくのか、というものがまったく感じらなければ、辛いだけです。辛さに直面するのも大事でしょうが、生きていくための情報ならば、前向きな何かがなければ。
状況のひどさは、人民新聞を読む人ならもう知っている。それの最新のニュースを知ることも大事だけれども、それを伝えるだけでなく、今どのような道が選べるのかや、一般のメディアで盛んに報道されている内容の裏を暴いてほしい。
そして、今の問題につながる知られざる歴史を探究したり、迫害され知られざる偉人を紹介したり、この国の知られざる構造を勉強したり、もっと知的な好奇心を呼び起こしてくれるような内容があればいいと思いました。
「発信禁止」の国賠訴訟にご注目を!●加古川刑・岸根文康
加古川刑務所を相手にした、発信禁止についての人権侵害国賠訴訟は、おそらく1月中には裁判所から告知があるはずです。日程が決まり次第、傍聴斗争への参加アピールをしたいと考えています。
公判への出廷を実現するという、新たな対刑務所人権斗争も開始しなければなりません。人権派弁護士・千葉景子法務大臣が相手というのも不思議な気分ですが…。
とにかく後2年5カ月は、加古川刑務所を任地として、前線勤務を貫徹します。監獄法復活策動粉砕の斗いとしてやりきります。処遇法改悪阻止!!