更新日:2010/02/15(月)
[情報] 普天間基地はいらない!新基地建設は許さない! 大阪集会
沖縄の立場は「米軍は米国へ帰れ!」
「名護市長選で、基地反対派市長の勝利を報告できることを誇りに思う」―「辺野古ヘリ基地反対協議会」安次冨浩さんの第1声だ。1月28日、中之島中央公会堂(大阪市)で「普天間基地はいらない! 新基地建設を許さない! 大阪集会」(主催・同実行委)が行われた。同集会で現地報告を行った安次富さんは、普天間基地の代替地論議ではなく、「米軍は米国に帰れ!というのが沖縄の原則的立場だ」と締めくくった。
同集会は、1300名が会場を埋め、立見が出る盛況ぶり。基地問題への関心の高さが見て取れる。今やスーパーや銭湯の会話でも「日米同盟」・「基地」という言葉がとびだす。これは、「ゼロベースで考え直す」との新政権の方針が生み出した「混乱」ゆえの関心の高さで、政権交代の良い側面だろう。
これに反し、主流メディアの右旋回は、目を覆うばかりだ。安次富さんも、朝日新聞が、日米同盟にヒビが入ることをことさら恐れる社説を掲げたことについて、「読売とどこが違うのか?」と批判し、「ジャーナリズム全体の危機だ」と訴えた。
また、北川防衛相・岡田外相が、ゲイツ長官ら米国要人が来日した途端に、嘉手納統合案や現行案に後退・豹変したことを批判して、沖縄の立場に立って「米国としっかり喧嘩しろ」とハッパをかけた。
一方、主催者挨拶に立った田渕直平人(平和センター理事長)さんは、「政府が辺野古移転を強行するような事態に至れば、成田闘争以上の闘いになる」との政府首脳の発言を紹介。本土での闘いの強化を訴えた。
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