更新日:2009/12/18(金)
[社会] 釣り銭泥棒の汚名晴らしOラーメンが要求を全面受け入れ
──APFS労働組合
ビルマ人労働者よりお礼と「勝利報告」
「ありがとうございました。私が悪いわけでないと証明されてうれしい。これで、ビルマの同国人にも、正々堂々と今回の問題を話すことができます!」
本紙1356号(9月5日発行)の6面記事で紹介された、ビルマ難民労働者の言葉です。彼(Mさん)は、既報のとおり「つり銭泥棒」の濡れ衣を着せられ、関東を中心に十数店舗を経営するOラーメンより不当解雇され、残業代未払いや社会保険未加入などで、私たちAPFS労働組合に駆け込んできた仲間です。
私たち組合は、この案件を、日常的に「差別され酷使され使い捨てられる」外国人労働者の典型的パターンであること、さらには経営側が開き直りを続けたことから、断固とした争議行動を展開する決意を固めました。数度にわたる団体交渉と店舗前抗議活動、本紙を始めインターネット等メディアでの支援要請…。
店舗前の行動では、店側が110番をして警察を呼んだものの、「これは労働争議、民事不介入だ」と説明。行動を最後まで貫徹しました。
10月になり、疲れきった会社側は、ついに私たちの要求に100パーセント応じました。当然の結果でしょう。全国の心ある人々からの抗議電話や、度重なる抗議活動の対応に追われる毎日を送らざるを得なかったのだから。そしてその間、「Oラーメンは外国人労働者の悔し涙の味がする」と噂され、客足が激減したのだから。
最終的に、合意条件を事前に作り、その上で都労委斡旋という形で協定書を取り交わしました。
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