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▲シンポジウムでの発言。左から、雨宮処凛さん(作家)、河添 誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)、湯浅 誠さん(反貧困ネットワーク事務局長)、本田由紀さん(東京大学教授)
更新日:2009/12/06(日)

[反貧困] 「企業中心社会からの脱却を!」(湯浅誠)
──東京シンポジウム 主催・氷河期世代ユニオン

若者の雇用と未来を考える

 10月10日、東京・渋谷にある伊藤塾東京校で、シンポジウム「考えよう、若者の雇用と未来〜消費される青年労働者の実態〜」が開催された(主催・氷河期世代ユニオン/共催・市民社会フォーラム)。

シンポジウムでは、メインテーマである「若者の雇用問題」や、これまでのフリーター運動の総括、政権交代後の運動の展望などについて、様々な意見が語られた。

同ユニオン代表の小島鐵也さんに、報告をお願いした。(編集部)

「反貧困」で諸運動が結びつき「派遣村」で拡大

シンポジウム「考えよう、若者の雇用と未来〜消費される青年労働者の実態〜」は、作家の雨宮処凛さんをはじめ、首都圏青年ユニオンの河添誠さん、東京大学教授の本田由紀さん、そして反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが出演し、会場は熱気に包まれました。

このシンポジウムは、「氷河期世代ユニオン」創立3周年記念イベントですが、今年は、思っていた以上に著名なゲストの出演が実現したため、「これまでのプレカリアート運動の総括」と、「政権交代後の展望」というテーマを追加し、議論しました。

雨宮さんが、2006年から運動に関わり始めた経緯を語ったのに続き、河添さんからは、それまでバラバラだった運動が「貧困」というテーマによって結び付き、一緒に派遣村を開催したことで、問題が可視化され、一般にも理解が広まった運動の広がりについて、話がありました。

次に湯浅さんは、そうした派遣村などの活動が実を結び、政府が貧困率調査を実施するようになったことや、反貧困の運動は、当初、「反差別」の運動としてスタートしたことを指摘。

本田さんは、バブル期からこれまでの「若者を取り巻く状況」を分析し、個人加盟の労働組合への加入増加が、分断された若者たちを結びつけている、と指摘しました。

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