更新日:2009/10/13(火)
[社会]ナイキの利益優先と野宿者排除の公園私営化
──みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会/黒岩大助
閉鎖・改修工事やめろ!公園売り渡しを許さない
民衆の憩いの場、表現の場であり、野宿者の命を支える寝場所である宮下公園が、渋谷区─グローバル企業=ナイキによって危機にさらされています!9月閉鎖、改修工事に抗議の声をあげてください!!
すべてのみなさん!集会やデモで全国的にも名の知れた東京・渋谷区立宮下公園が、スポーツ用品大手ナイキの全面改修計画の正式決定により、9月1日から来年4月末まで全面的に閉鎖されようとしています。
6月11日の渋谷区議会本会議において、桑原区長は「近年はホームレスが数多く集まるなど、『都会のオアシス』たる、都市公園本来の機能が損なわれている」「他方、区民、特に若者たちには、スケートボードやロッククライミングなどのニーズがありながらも、場所がなく関係団体等から区にも要望があった」「本区としては、この2つの課題を同時に解決すべく、宮下公園に『スケートボード場』と『クライミング・ウォール』を設置するとともに、バリアフリーや緑化を含め、公園全体の環境改善を図りたい」「施設整備にあたって民間事業者からの提案による社会貢献を活用し、ランニング・コストについても、命名権を活用することにより、区の負担なしで実施を目指している」と発言。
続く6月18日の都市環境委員会では、公園課などが、「2008年2月に関係団体からスポーツ施設建設の要望があり、ノウハウをもったスポーツ関連企業3社に相談」、「3月にバスケットコート寄贈など積極的な社会貢献や10年安定が見込めるとの理由でナイキジャパンに決定」「1年1700万円で10年契約予定」「9月着工、来年5月のオープンを目指す」と報告しました。
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