更新日:2009/10/13(火)
[政治]民主圧勝 総選挙意見特集:どうなった?普天間基地県外移設
──沖縄・名桜大学看護学科/稲垣絹代
沖縄野党候補が圧勝
69%の投票率であった。史上最高ということが、なにより良かったといえる。でも、あんまり嬉しくない。自民も公明も負けて当然、しかし、共産党や社民党が少なすぎる。民主党に変わることで、どう世の中が変わるのだろう。どちらも保守である。でも、変わるかな、変わってほしいというのは、多くの人々と同じ想いである。
民主党は得票率が自民の1.2倍しかないのに、議席は3倍獲得できた。小選挙区制のマジックのようなものである。
しかし、今回は、小選挙区制のいい結果が出たのだろう。政権交代という歴史的なことが、国民が主人公であるということが、初めて実感できた瞬間であった。政治は政治家が作るものではない、国民が作るものであるということが証明できたのである。これからが、国民も民主党も本当の正念場だろう。自民党から民主党に権力が移行する。その中で、どのように筋を通してくれるのか見ものである。
基地問題や経済・雇用対策、新たな沖縄振興策のあり方をめぐって争われた沖縄では、4区全員野党が当選した。民主2人、社民1人、国民新党1人である。九州比例ブロックでは共産1人が当選した。民主党に基地問題解決の期待が高いのである。
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