[社会]ヘイトスピーチは許せない!「行動する保守!?」にどう向き合うか
──東茜
はじめに
8月14日、文京区民センターで開催された集会「ヘイトスピーチは許せない! 『行動する保守!?』にどう向き合うか」に参加した。会場は準備した席がすぐに埋まり、椅子をどんどん追加して、最終的に200人を超える参加になった。集会ではまず、各地での在特会などに対する行動の報告があった。
埼玉県蕨市
今までの保守のやり方としては、議員に働きかけて政策内容に要望を出していた形が多かったが、街頭に出て市民運動の形態をとっている。彼らがまき散らしている歴史観に対しては、はっきりと、彼らが隠している歴史の事実を明らかにして提示していくことが必要。彼らは『自分は日本人なのに、社会的に弱い立場に追い込まれ、権利を与えられていない状態だ』と思い込んでいて、そのうっ憤が在日へ向けられている。
京都
ちょうど、入管法改悪反対の取り組みなどで精一杯の最中の行動になった。25年前の指紋押捺拒否運動の時に、あるハルモニからの聞いた話を思い出して、「やつらを街頭に出してはいけない」と思った。
昨年の「旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画」の関連企画の時に、被害女性に対して「彼女らは売春婦」と言い放って10数人がやってきたこともあった。また、ビラまきをしている時に、通りすがりの人か在特会の人かわからないが、さっと寄ってきて、耳元で「朝鮮人は帰れ」と言われた。その声がずっと耳に残って消えない。ゾッとした。
福岡
同じ土俵に乗らない方法でということで、サイレントでの行動を取った。在特会の彼らは、参政権を侵害されたり、「この日本を在日に乗っ取られる」という強迫観念があり、「日本人」としてのアイデンティティーが揺るがされていると思っているのでは。いわゆる「人権」や「共生」という言葉を言っても、それだけでは足りないと感じている。
大阪
彼らは街中で暴言を吐いても何ら後ろめたさを感じていないようだ。集会は、デモの時間まで間延びするほど貧弱なものだったが、彼らの行動はネットにあげるためだけにやってるように思えた。
三鷹
現場では在特会の妨害行動がひどく、めがねが当たって出血した人も出て、被疑者不詳で告訴した。警察は在特会と共犯関係かと思える位に、ただ見ていただけで、在特会側のやりたい放題であった