更新日:2009/08/15
[社会]和歌山カレー事件最高裁判決 証拠なし・動機なしでどうして死刑?!
あの判決ってやっぱりヘン!!
「お前が死刑になる時には、私が執行のボタンを全部押してやりたい。その日が楽しみだ」。大阪拘置所の刑務官は、死刑が確定した林眞須美さんに対してこんな罵倒を続けているという。有罪とする具体的な証拠がないまま、マスコミ・警察によって刷り込まれた「犯罪者」「毒婦」のイメージが、今も「吊せ」「殺せ」の死刑判決の根拠になっているのだ。
7月19日、御堂会館(大阪市中央区)で「あの判決ってやっぱりヘン!!─和歌山カレー事件最高裁判決─」が行われた(主催・和歌山カレー事件を考える人々の集い)。最高裁第3小法廷(裁判長・那須弘平)で上告が棄却され、林真須美さんの死刑確定後、初の支援集会となった。会場は、若者も含めた幅広い年齢層の参加者約200人でいっぱいとなった。
林真須美さんの配偶者・林健治さんは、7月7日に面会した時の眞須美さんの様子を「今まで以上に元気」と語った。しかしまた刑務官からの嫌がらせがあること、「犯人ではないのに死刑とされ、国に殺されたくない」「朝起きてから夜寝るまで、『死』ということが頭から離れない」と訴えていると報告した。
続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。