更新日:2009/06/09(火)
[反貧困] 「われ」と「われ」が重なる始まりの場に
──フリーターユニオン福岡 内野端樹
五月病祭2009「不安定貧民の蠢動」
今年、フリーターユニオン福岡は、五月病祭2009「不安定貧民の蠢動」と題してメーデーを試みました。
蠢動―手持ちの辞書を引くと、〈取るに足りないものが陰で策動すること〉とある。
確かにその言葉通りに至る所でそういう動きはあるのかもしれない。しかし、その動きが〈共に〉となるとどうだろうか!?いわゆる〈運動する者?〉〈運動しない者?〉の境界線とは何か!?いや、〈運動〉ってそもそも何だ!?などをfufの会議で何度も話し合い、メーデーへ向けて進めました。
その話し合いの過程の中から、〈プレイベント〉を5月1日の前に、昨年のメーデーで制服着た方々に監禁された〈公園〉でやろうとなりました。
大きな出来事
プレイベントといっても、別に大げさなプログラムがあった訳ではありませんでしたし、誰かがもの見の塔から語った訳でもありませんでしたし、救済した訳でもありませんでしたし、答えがあった訳でもありませんでした。ただ出会う事、ただ語り合う事、ただそれぞれの鼓動を少しでもつき合わせる事、ただそれぞれの鼓動をごまかさない事、それでもなおそれぞれの鼓動が、共に蠢動するきっかけにしたいという想い、そして公園を「われとわれ」を確認し合い、「われわれ」になるきっかけ・始まりの場にしたいという想いからでした。
その想いが通じたのか、何か動きたい!と思っていた方々との新しい出会いがありました。これこそが自分達にとってプレでもなんでもなく大きな〈出来事〉でした。
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