更新日:2009/06/07(日)
[反貧困] 「まっとうな人間になり損ねた」
──くまもとならずものメーデー実行委員 馬野骨介
<ならずもの>の祭典〜くまもとならずものメーデー〜
4月29日、熊本のフリーター・ニート・ヒキコモリ・メンヘラー・ワーキングプアが立ち上がった!
昨年はKY(くまもとよわいもの)メーデーという名称だったが、今年のメーデーの名称は、ズバリ「くまもとならずものメーデー」(副題:ならずものの祭典)である。しかも第1部(座談会)、第2部(路上学習会とデモ行進)、第3部(交流会)というフルコースを一日でやり遂げるという「濃い」メーデーだ。
第1部である座談会の名称は「人間だもの 革命未だならずもの」。毎日の生活が大変な人、生きていくこと自体で精一杯な人、はたまた生きづらさなんて感じた経験がない人、様々な立場の人が25名ほど集まって、自らの直面している状況や生きづらさを語った。高い学費に苦しむ学生や、奨学金の返済に苦悩する非正規雇用労働者も参加していた。
座談会では今後、熊本でどういう取り組みをしていくのか、ということについても言及され、現在の社会に生きづらさを感じる人たちが集える「場」(事務所やフリースペースなど「溜まり場」)を確保すべきではないか、という話に発展した。
座談会終了後、デモに参加しない/出来ない人を除き、第2部「ならずもの大行進熊本決戦」に突入した。(デモに参加しない/出来ない人は別働隊として、生活保護学習会および交流会準備作業を担った。)まず、商店街の一角にビニールシートを敷き、路上「反弾圧」学習会を開催した。反弾圧学習会では、職質の拒否の仕方や、不当に逮捕された時/されそうになった時の対応を学んだ。
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