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▲告示日の中川事務所
更新日:2009/06/07(日)

[政治] 宝塚市長選当選・中川ともこさんの声

市民の声と社共共闘の力でクリーンな女性市長誕生!

4月19日(日)、兵庫県宝塚市長選挙が行われ、「宝塚にクリーンな女性市長を!」のスローガンを掲げた中川ともこさん(元社民党衆議院議員)が、2万5851票を獲得し、民主党推薦候補に5791票差をつけて当選した。

勝因として、@2代続けての市長汚職事件で、根本的な市政改革を求める声が高まった。A社共(+新社会)共闘が実現し、黒衣に徹しながら選挙の屋台骨を支えた。B保守陣営が分裂し、投票を棄権した部分も出た(公明党・学会は自主投票を決めた)ことなどがあげられる。

中川さんは当選翌日の20日、市役所に初登庁し、さっそく市長としての仕事が始まった。中川選挙を担ったスタッフに話を聞いた。(編集部 一ノ瀬)

元衆院議員・中川ともこさんが当選

「中川さんが出なかったら、1票入れる人がいない」──急きょ立候補が決まった中川さんの背中を押したのは、こんな市民の声だった。中川さんが立候補を公表したのは、告示日の9日前の4月3日のこと。その時すでに4人が立候補を表明しており、民主党の兵庫県議が本命候補と見られていた。

2人続けて自民党出身の現職市長が逮捕されたことを受け、宝塚市の共産・社民・民主の議員と無所属市民派の女性議員が、共同で候補者選びの会議を持った。その時、「次の市長にはクリーンな女性を」というイメージができあがっていたそうだ。しかし具体的な候補者選びは難航。何人かの名前が浮かんでは消えていった。最終的に中川ともこさんを推す声があがり、中川さんも立候補を承諾したのだった。

「汚職の再発防止」「市民のための市政への転換」が最大の争点となる中、汚職当事者の自民党はいったんは「自主投票」を決定。しかし中川さんの立候補表明を受け、急きょ党支部長の出馬を発表した。恥知らずなその出馬の弁は「不祥事は個人の資質の問題」「宝塚に続いた保守の流れを守りたい」というものだった。

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