人民新聞オンライン

[情報] 北朝鮮ロケット・MD関連／各地で広がる抗議行動

●在日コリアン団体への人権侵害をするな！

３月下旬、対話で平和を！日朝関係を考える神戸ネットワークは、「弾道ミサイル等破壊措置命令」を発令するための安全保障会議を前に、「朝鮮の人工衛星を利用した日本政府の好戦的政策をやめさせよう！」と、官邸や外務省への要請行動を広く呼びかけた。

日朝ネットが提案した政府への要請項目は以下の３点。

�@朝鮮の人工衛星に対する迎撃態勢をとらないこと。あくまでも外交努力によって朝鮮政府に人工衛星発射の中止を求めること。

�A人工衛星発射を理由に、朝鮮への全面的な禁輸措置などの経済制裁を強化しないこと。４月13日に期限が切れる朝鮮への経済制裁を延長しないこと。

�B在日コリアン団体の口座凍結などの人権侵害政策をおこなわないこと。

日朝ネットは４月１日に実施された防衛省への要請行動にも参加。「際限のないミサイル軍拡をもたらす」として、「朝鮮の人工衛星打ち上げ」と「日本の迎撃」の「いずれにも反対する」姿勢を示した。

●平和な地域社会の形成を！

３月27日、「平和の声・行動ネットワーク」（航空自衛隊入間基地周辺に暮らす市民のグループ）は、入間基地（埼玉県）に配備されているＰＡＣ３（地対空迎撃ミサイルシステム）の移動展開中止を求める要請行動を、入間基地に対し行った。

入間、習志野などに配備されたＰＡＣ３が、朝霞基地（埼玉県）などに移動展開するなか、配備された基地周辺の住民と展開される地域周辺の住民の双方から抗議の声が上がった。

「平和の声・行動ネットワーク」では従来からＰＡＣ３の配備に抗議する活動を展開。要請では、「平和な地域社会の形成と安全を求める立場」から、「破壊命令は、住民不在のまやかしの防衛構想に他なりません」と批判した。