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更新日:2009/01/17(土)

[海外] ガザ住民大量虐殺

イスラエル バラク国防相・オルメルト首相・リブニ外相を国際戦犯法廷に!

「イスラエルのヘリや飛行機が今も頭上を飛びかっている。これが私たちにとっての新年のスタート、これが私たちの『ハッピー・ニュー・イヤー』。これが恥知らずのブッシュ政権と民主主義が私たちに送るラスト・メッセージなのだ!」

ガザのアブデルワーヘド氏(アル・アズハル大学教授)の日記(12月30日)の一部だ。同氏は、電気も水も途絶えた中で、発電機で電力を維持しながら、WEBでガザの様子を世界に向けて発信している。

12月27日、イスラエル軍は、ガザ地区に大規模な空爆を開始。09年1月3日には、数百台の戦車・ブルドーザー部隊と1万人とも伝えられる兵士をもって地上侵攻へ突入した。

「自衛」の名の下、非戦闘員、民間人に対する大量虐殺が行われている。重慶・ゲルニカ・ドレスデン・東京大空襲と同じことが今、起きている。

「イスラエルは、敵と戦争していると言うが、実際にしていることは、閉じ込めた人々の大量虐殺だ」こう語るのは、アリー・アブニマーハ氏(エレクトロニックインティファーダ共同設立者・米国在住)だ。

新年号は「我々はどんな社会を求めるのか?―もうひとつの世界を構想する」との特集を予定していたが、急遽変更して、ガザへの侵攻と、年末年始にわたる日本各地の越冬闘争の模様をお知らせする。(編集部)

「自衛」というデマ

ガザで何が起こっているのか?アブデルワーヘド教授の日記から垣間見える空爆の実態を観てみる。

12月29日(空爆3日目)の日記によると、「ガザ市内だけで20ヵ所が空襲」として次のような施設が破壊されたという。@元公安局、Aイスラーム大学の主要校舎2棟、Bモスクが2つ(10人が死亡。これで破壊されたモスクは合計6つ)、B内務省・パスポート局、C文化省ビル、D首相執務室、E民事行政の主要ビル、Fシャバリーヤ青年スポーツセンター(国連パレスチナ難民救済事業機関施設)、Gファタ病院と小さな個人病院、Hラファの庁舎・自治体ビル、Iラファ国境地帯にある40個のトンネル、Jビーチ難民キャンプの警察署など。繰り返すが、1晩の空爆の被害だ。この他にも各地の警察署や登下校中の高校生などが空爆を受け、多数の死傷者を出している。

放送局も攻撃目標となっている。12月28には、F16型戦闘機がアル=アクサ衛星放送局を攻撃した。「同局は粉々になり、周囲のビルも多くが居住不可能になってしまった」(アブデル教授)という。攻撃目標は、ハマス軍事施設などではない。ガザの社会資源全てであり、いわば「パレスチナ人全体のへの攻撃だ」(ムスタファ・バルグーティ氏・ラマら在住・独立系議員)。

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