更新日:2008/10/29(水)
[投書] 言わせて聞いて第1324号
「公安の眼」で見られていく釜ヶ崎●大阪・西井謙太
大阪府警が9月11日付で、秋の人事異動を発表した。「捜査1課に初の女性班長」(産経)というのが今回の「目玉」の1つらしい。
しかし、そんなことより見逃せないのは、新しく着任する西成署の副署長だ。秋山士郎という人物が、公安3課の調査官から異動してきた。現在の西成署長は乾 一英氏(今回は異動なし)だが、日常の実務を仕切っているのは、副署長の方だ。
6月の釜ヶ崎「暴動」で、顔色を失った大阪府警・西成署が、公安出身を実務レベルのトップに据えた。「今後、釜ヶ崎を『公安の眼』で見るということやな」と釜では噂している。
西成署がやるべきなのは暴力事件の謝罪だ。やることが違うだろ!
私の紙面批評●滋賀・匿名希望
〔おもしろかった記事〕
8月25日号の「湯浅誠インタビュー」。湯浅氏の冷静な現状認識と、取り組みへの熱意が伝わってきて、いいインタビューでした。
〔取り上げて欲しいテーマ〕
フリーター労組(F労)・反貧困ネットワークを、ただそれだけでなく、反G8活動の広い視点から取り上げてほしい。その意味で、デビット・クレーバー以下の海外の活動家のインタビューは良かった。F労大会にはIWW(世界産業労働組合)の委員長もオブザーバーに来ていたが、そういう「つながりを増やしていく記事」を作ってほしい。
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