人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事
更新日:2008/10/29(水)

[政治] 橋下大阪府知事「できる者を伸ばす、いずれ彼らが国を引っ張る」

【意見特集】学力テスト結果公表

全国学力テストの結果をめぐって、大阪府教育界が大揺れだ。市町村ごとの平均正答率公表を迫る橋下・大阪府知事に対し、阪口吹田市長は「アホな大騒ぎにつきあっていられない。点数だけで評価できないのは自明の理」とし、公表に反対する姿勢を示した。今号は、このテーマの意見特集号とした。(編集部)

橋下教育改革のブレーン達「生活改善・反復練習で学力向上」?

橋下知事が目指す教育改革とは何か?そのブレーンは新たに府教育委員に就任する陰山秀男氏と小河勝氏、加えて府特別顧問に就任した藤原和博氏だ。知事は、「3人の教育手法で大阪の教育を立て直したい」と期待を込めた(産経新聞08・9・20)。 まず、これらブレーン達の主張に耳を傾けてみる。

藤原和博

藤原和博氏は東京都杉並区で03年度から5年間、同区和田中学校の校長を務めた。以来、塾講師を活用し、有料の夜間授業を行う「夜スペシャル」や、土曜日授業「ドテラ」(土曜寺子屋)の実施で注目された。背景には、学校選択制(学区を越えて入学できる)のもとで、公立中学の存在感を高める目的があった。だが夜スペには「成績優秀者だけの特権だ」「営利企業である進学塾に利益を与えるものだ」といった批判が寄せられており、学校選択制についても学校間格差の進行が指摘されている。

橋下は「藤原先生に大阪の公立小学校、中学校の学校運営の方法について、和田中で成功されている部分を大きく大阪で広げていただきたい」と述べた。

陰山英男

陰山氏は「100ます計算」で耳目を集めている教育者。教育法の根底にあるのは「基礎的な生活習慣を身につけさせること」と「反復練習」だ。「ゆとり教育」見直し派で、授業時間数10%増を進めてきた。

氏の「陰山メソッド」の特徴は@朝食は必ず摂らせる。A遅くとも22時には就寝させ、テレビは出来るだけ見せない。B深夜まで塾などで勉強させることは推奨しない。03年、広島県尾道市の土堂小の校長に公募で採用され、全国学力検査でトップレベルの成績を引き出した。

山口県の山陽小野田市が、実施した「生活改善・学力向上プロジェクト」を監修。「早寝早起き朝ご飯」といった生活改善で、知能指数が平均9ポイント、学力偏差値が同2.2ポイントアップしたという。

「教育は全国民的なもの」として、地域の協力を得て運営していくべきという立場から、情報公開をして「透明性のある運営」を求め、学校評価制度や教職員の評価制度を推進している。

続きは本紙 【月3回発行】 にて。購読方法はこちらです。
[HOME]>[ 反貧困 ]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.