更新日:2008/09/28(日)
[海外] パレスチナ/市民運動組織攻撃とハマスを逮捕・拘留するパレスチナ自治政府
8月11日 パレスチナ・ニュース・ネットワーク(PNN)
パレスチナ人権センターが自治政府に抗議
パレスチナ人権センター(PCHR)は、パレスチナ保安隊がヨルダン川西岸地区で私的慈善運動や市民運動組織を襲い、またハマスメンバーの逮捕・拘留を批判している。
PCHRは7月31日、アッバス大統領が、「逮捕したハマス活動家全員を釈放する」という決定を出したにも関わらず、保安隊は逮捕・拘留政策を続けていることを指摘した上で、ラマラのパレスチナ自治政府に対し、市民社会への暴行、恣意的逮捕・拘留を即時中止し、保安隊が逮捕した政治犯を即時釈放するよう要求した。
PCHRの調査によると、8月6日ヘブロン地区で保安隊は6つの慈善協会と、2つの印刷会社を襲い、資財を押収した。襲われたのは、エル・サヒリヤ(ヘブロンの南)にある「ムジャミ・イスラミ」本部、タッフォー(ヘブロンの西)にあるイスラム文化センター、ベイト・オラ(ヘブロンの西北)にあるイスラム慈善協会、ベイト・オマール(ヘブロンの北)にあるイスラム孤児院など。イスラム慈善協会の学校所有の生徒送迎バスや、書類・コンピューターも押収された。
また保安隊は、ヘブロン市でアッザム・アズミ・ハッスーナ経営のエル・フーダ印刷所とニダル・エムラン・エル・クァワスミ(現在イスラエルで拘留中)経営のルジャイン印刷所を急襲した。ハッスーナがPCHR調査員に語ったところによると、治安予防保安隊が捜査令状をもって印刷所の事務所を包囲・急襲。事務所を捜査し、コンピューターを押収した。
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