更新日:2008/09/17(水)
[情報] 渋谷/宮下公園、ナイキ化を審議
公共空間独占にNo! 夏祭りで自律的な空間を!
大手スポーツ用品メーカー・ナイキジャパンによる全面改修が画策されている東京・渋谷区の宮下公園(1318号に詳報)で、野宿者問題の当事者団体やアーティストらで構成される「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」が呼びかけ、「宮下公園夏祭り」が開催された。
計画では、すでに2年前に設置されているフットサルコート2面(有料)に加え、新たにスケートボード場とオープンカフェを建設するという。総事業費は4億5000万円にのぼるとされ(6月13日付け夕刊フジ)、さらにナイキは渋谷区に計1億5000万円を支払い、ネーミングライツ(命名権)を買い上げる。
計画が実現すれば、夜間は公園全体が施錠され、立ち入りできなくなる。宮下公園で小屋がけなどで生活している約30名の野宿者は、寝場所を奪われ、生存すら脅かされる。そもそも、誰もが自由に利用できるはずの公共空間が、私企業の利益のために独占されることが許されるのだろうか。しかも、この計画は一部議員と役人の間で秘密裏に計画され、区議会に諮られることもなく公開情報もほとんどない。民主的プロセスという点でも、大きな問題がある。
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