更新日:2008/07/16(水)
[海外] パレスチナ/侵略と占領を固定化するイスラエルの和平案
5月5日 「エルサレム・ポスト」紙 ハレド・アブ・トアメ
イスラエル「ミニ・パレスチナ国家」を提案
パレスチナ自治政府筋は、月曜日、イスラエルが西岸地区の部分に「小区画のミニ・パレスチナ国家」をパレスチナ側に提案した、と語った。同筋が「エルサレム・ポスト」に語ったところによれば、イスラエルの提案は「まったく受け入れがたいばかりでなく、挑発的である」。
この提案は米国の支持も得ているという。「今やイスラエルが1967年に占領した土地から撤退する意志がまったくないことが明らかになった。もし、イスラエルと米国が67年占領地以下の領土で満足するパレスチナ指導者がいると考えているなら、彼らは幻想を抱いているのだ」と、ある自治政府高官が語った。
別の自治政府高官は、過去数週間の交渉の中で、イスラエル政府がパレスチナ側に示した地図では、イスラエルが西岸地区のほぼ半分と東エルサレムの大部分を取る意図があることが明白になった、と語った。彼によると、地図では、イスラエル軍基地と入植地によって包囲されたパレスチナ人コミュニティを「断片的飛び地」として記している。
同高官は、「我々はイスラエルと米国の両政府に、そんな地図を破いて捨てるように通告した。パレスチナ人は西岸地区にイスラエル軍や入植地の存在を容認しない。それはブッシュ大統領自身が提案した二国並存解決案を踏み躙るものである」と付言した。
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