更新日:2008/06/15(日)
[情報] フード・コレクティブ/オルタナティブ・キャンプを目指して
人・地域を食いものでつなぐ
洞爺湖G8サミットでは、世界各国から1000人規模の人々が北海道につどい、それぞれのNGOやNPO、グループ、個人がG8に対抗する多くの取り組みをすることになるでしょう。そうした人々が集まり、宿泊し、交流するための村、オルタナティブ・ヴィレッジ≠フ準備を「G8サミットを問う連絡会 インフォセンター・キャンプワーキンググループ(キャンプWG)」が進めています。キャンプでは、世界サッカー大会、音楽イベント、セイファースペース(すべての人が安心できる場所として、抑圧や暴力のないオルタナティブな空間作りの実践)など多くの企画を準備しています。
キャンプWGの企画班のひとつ、「フード・コレクティブ」は、キャンプ内の食事を企画・運営します。「食と農」「新自由主義による農の搾取」「食糧でつながる人」などの問題意識や関心をもつ人々が集いました。参加・協力者の中には、成田空港開発に向き合いながら、農業のもつ社会的な価値を追求する千葉県三里塚の「地球的課題の実験村」、脱中心的に資本主義に頼らないメシをイベントやデモで提供する「抵抗食の会(仮)」、ビーガン(完全菜食)と生産者の顔が見える食材にこだわる高円寺の「VEGEしょくどう」、野宿者運動の「渋谷・のじれん」などのメンバーがいます。
G8に抗するアクションは連日にわたり、精神的にも体力的にも厳しいものになるでしょう。私たちはそんなキツイ行動を、うまくてあったかいビーガン・メシ(完全菜食)で支えていきたい。食事は単なる栄養補給ではありません。人をつなげる、生を積み上げる大切な営みだ。
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