更新日:2008/06/07(土)
[情報] 仙台/生きることが無条件に肯定される社会を
働くことと生きることを問い直すメーデー【仙台】
約千人の参加者が新宿の街を席巻した「自由と生存のメーデー」の翌日、仙台では「働くことと生きることを問い直すメーデー」が、ひっそりと開催されていた。「競争社会に取り込まれない、オルタナティブな生き方を!」という呼びかけに応じて集まったのは、20〜60代までの老若男女50人と、東京から駆けつけたフリーター全般労働組合のメンバーら10人の計60人。
約15年ほど前から「オルタナティブな生き方」を実践するペペ長谷川氏(だめ連)や、シャッター通りを占拠し、共生型の社会を具現化した松本哉氏(素人の乱)の話に、それぞれ聞き入っていた。
主催者の清水直子氏は、労働を「美徳」とする社会を根本から問い直し、「生きること」が無条件で肯定される社会の実現を目指して、今年「フリーター労組仙台(準備会)」を結成させた活動家の1人だ。
清水氏がとりわけ「フリーター」にこだわる理由は、清水氏自身が高学歴でありながら、卒業年度が就職氷河期と重なり、フリーターになることを余儀なくされたためである。
しかし清水氏は、そうした不満は口にすることなく、同年代の若者が資本家によって搾取され、使い捨てられる実状に憂慮し、今回、地元でのメーデー開催に踏み切った。(氷河期世代ユニオン代表 小島鐵也)
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