[政治] 9・11事件を再調査しよう
──グローバルピースキャンペーン きくちゆみ
世界に飛び火した国会質問
民主党の藤田幸久議員が一月一〇日の参議院外交防衛委員会で、9・11事件への疑問を日本政府に質した。しかし日本の主要マスコミは、あの重要な質問を完全に無視した。のみならず、一部の雑誌(週刊文春)は「あの人ダイジョブ?」と藤田議員を揶揄すらした。例外は、『SPA!』が四月一日号(三月二五日発売)で「現地ルポ9・11疑惑 欧州議会に密着!事件直前に不可解な市場の動きと元ドイツ連銀総裁も証言」という六ページの特集をした他、サンデー毎日で岩見隆夫氏がこの件に触れたぐらいだ。
しかし、NHKの国会中継がインターネット上で流れると、たちまち英語や仏語、主要言語に翻訳され、全世界へ広がった。そして、藤田議員の元に、欧州から一通の招待状が届いた。差出人は欧州議会イタリア選出議員のジュリエッタ・キエザ氏。彼はジャーナリストでもあり、『ZERO』という9・11事件の公式発表に疑問を呈するドキュメンタリー映画の監督でもある。
藤田議員は、欧州議会で二月二六日に行われた9・11事件の再調査を求める映画『ZERO』の上映会と討論会に出席し、その足でロンドンとアムステルダムをまわって、この事件の定説に疑問を呈しているイギリスの元閣僚のミーチャー議員や、ドイツ連銀元総裁のウェルテケ氏などの重要人物に会った(詳細は『SPA!』参照)。
さらにオーストラリアで三月一四〜一六日に開催された9・11真相究明会議にも招待され、シドニーにも飛んだ。
日本の一国会議員の質問が海を越え、欧州、豪州へ反響を呼び、今世界で「9・11事件の再調査を」という声が広がってきている。
カナダの活動家が、藤田議員の国会質問の英語字幕版をDVDにして、カナダの全国会議員三〇八人に送る、というキャンペーンを始めた。その様子はYouTubeで配信されている。