更新日:2008/04/13(日)
[コラム] 奈良・縄文人/へそ曲がりの独り言
経営難の「新銀行東京」で石原知事ピンチ
なあ石原君よ、中小企業助ける為なら、長い歴史持っちょる零細金融業、信用金庫や信用組合に融資したったらエエんとちゃうんかい?
何十年前になるかなあ、我輩が独立して鍛冶屋業やりかけた時、資金援助してくれたのは、十三信用金庫じゃった。親の代から取引してた協和銀行さんは見向きもしてくれなんだぜ。
それが不思議でなあ、何年かして協和銀行支店のお偉いさんが、我輩の生家訪ねてきてな、「当座預金口座開設させてくれ」言うてきよったんじゃ。
どこで調べよったんか、零細企業・我が「飯田工営」の受注取引先が、日立や酉島、日東電工、中外炉、三菱など大手企業や、大阪市等全国各地の官庁ばっかりじゃちゅうことに気づきよったんじゃなあ、呵々。
しゃあないがな、親父の代からの取引銀行じゃったから、取引先の大手企業の手形廻して割引させ、当座預金に入金させてやったがな。社会の最底辺で苦労しちょる中小企業なんか見向きもせん銀行の正体が、これでお分かりじゃろ。
石原君が考えた「中小零細企業援助策」は確かに正論じゃが、方法を間違えたようじゃねえ。企業起こした経験など無いエリートお坊っちゃんじゃから、無理ねえなあ。エエ格好せんと、知事室の椅子におとなしゅう座ってハンコ押してなはれ。それが無難じゃ。呵々。
本当の「仕事」ちゅうのわな、「額に汗し、手に豆こさえて」働くことを言うんじゃ。机の前に座り、ハンコ押すだけで高給取っちょる連中は、「遊び人」のお仲間なんじゃよ。呵々。
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