[社会] 橋下知事、府立女性総合センターの売却を検討
レポート:春いちばんマーチ
二月二八日、「春、近し」を感じさせる陽光のもと、「好きやねんドーンセンターの会」の呼びかけた「春いちばんマーチ」に参加しました。
橋下くんのマッチョ(=「男らしさ」としてのたくましさ、好戦性などの性質)で短絡的な発想に腹立たしい思いをもったし、周りの人間関係でもDVとかジェンダーによる摩擦とか頻繁にあるし、普段マッチョなものを醸し出しまくっている私自身の自戒の気持ちもあって、行ってきました。
集合場所のドーンセンターの一階ロビー。すでに一〇〇人近い人が集まって、しかも九割方が女性。「運動」界隈での見知った人や労働組合のおっさんらはほとんどいない。色鮮やかなバナーにカラフルな風船、造花。先頭はトランペットやトロンボーンの音楽隊で、「新しいスタイルの意思表示」とのこと。たしかにいつものデモと全然違う雰囲気に圧倒され「ぽかーん」とするばかり。
主催者が張り切って「三列でお願いしまーす」。几帳面に三列に並んだのって、スクラムデモの三列縦隊以外では初めてじゃないか?出発前に「売らないで下さい。ドーンセンター」とコールの練習をするのも新鮮。
「道路で何かするのって初めてっていう人がほとんどなんじゃない?」と、ご自身も「デモ」初参加の女性がおっしゃる。三重県の名張市からはるばるやってきた女性も興奮気味。府外からもたくさん来ている様子で、ドーンセンターの拠点的な意義にも納得。
ダミ声や金切り声のシュプレヒコールなんてありません。ほんわかとして、殺伐とした雰囲気のないデモってこれまた新鮮。警備のおまわりだけが「前に詰めて!」「早く早く!」とピリピリしてるのがまたおかしい。
ゴール地点近くの府庁前では、四〜五人の右翼が「ドーンを廃止しろ」「公害思想集団」だのがなりたてていて、「いよいよ出番か!」と張り切ってバチバチ写真を撮ろうとすると、いつもの公安警察が「写真取るな!デモだろ!」と意味不明の制止。カッとなりかけましたが、「今日は殺伐としない日」なので無視してやりすごしました。