[投書] 言わせて聞いて第1301号
なぜ日弁連は徳島刑務所問題に取り組まないのか●堺拘置支所・小室仁
日弁連会員は、今、マスコミが報道している、「徳島刑務所暴動事件」について、何故!本格的調査と加害者に対する刑事告発、さらには法務省当局に対する改善要望ななどの行動を起こさないのか!
日本の刑務所制度と施設は、国連「人権委員会」から再三にわたって人権侵害の指摘を受けている。徳島刑務所では、八〇名もの受刑者が被害者として名乗り出ているのみならず、連名で徳島弁護士会や日弁連に人権救済申立を行い、さらに徳島刑務所や法務省にも度々不服申立を行っている。
にもかかわらず、一向に改善されない実情をの中で、日弁連会員は「人権の砦」に相応しい言動をとるよう、切望する。
日弁連がこの問題を真剣に取り上げ、適正・妥当な処置をしないのなら、弁護士の使命は画餅になる!
「フリーター運動座談会」を読んで 二〇年遅く生まれていればよかった●兵庫・松田妙子
新年特集の「フリーター運動座談会」、共感するところ大でした。「摂食障害」も「引きこもり」も「フリーター」という言葉ができて、私が孤軍奮闘していた頃に比べると、ずいぶん社会的に認知されてきました。もし、私が二〇年くらい遅く生まれていれば、なかまがたくさんできて、多少は生きやすかったのにな!と思います。当時の一般的な労働形態にはまりきれなかったがゆえに、既存の労働運動にも入っていけなかった私にとって、今回の特集は大いに示唆に富む内容でした。
東京拘置所で アンケートはがきが出せない! ●東京拘・酒井英行
東拘では、「未決囚は一日に一通発信」が現状です。受刑者新法施行前は、「一日に最大四通」だったのを、バックギアに入れてます。
これまで、「アンケート」は、一日に一通の発信からは外されて、『信通外』とされていたのですが、「人民新聞」のアンケートはがきを返送しようとしたら、「不許可 」となりました。
この件は、東京地検に告発しました。新法では、未決の私は、一般人と変わらない立場なんですからね。