更新日:2007/10/08(月)
[情報] 本紙記者、不当拘留・留置場レポート2
監獄収容者たちのたたかい
「ジムの様相を呈してきましたね」と笑うAさん。数日後には三人とも腕立て伏せなどをするのが朝の風景となっていた。留置場にいると、尻の筋肉が落ちるという。こればかりは筋トレではなかなか回復できないそうだ。そのためAさんも、逮捕された五ヶ月前と比べると、取調室のイスが痛いと感じられるという。
Cさんは、傷害などを教唆した容疑がかかり、警察署に出頭した。だがCさんは、「教唆したのではなくむしろ抑制した」と主張し、争う構えだ。「保釈を取れるか。執行猶予を取れるか」そこがCさんの闘いのひとつだ。CさんにAさんが「奥さんに手紙を書いてあげたほうがいいですよ。こういう時だからこそ、「心配しています」とか「頼りにしています」とか、普段言わないこともちゃんと言った方がいい」と話していた。Cさんは差し入れてもらった『手紙の書き方』を見ながら、連れ合いさんと子どもを気遣う便せん二枚の手紙を書き上げた。
格闘技ファンのAさんは、アマレス出身のCさんと楽しそうに格闘技の話をしていた。また、株の話では、Aさんがとても楽しそうに饒舌に語り出すのが印象的だった。消灯後もAさんは、株を通じた知り合いのことなどをしゃべり続けていた。「株を覚えて奥さんを楽にしてあげてくださいよ」なんて話していた。
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