更新日:2007/08/22(水)
[政治] 参院選レポート/異色の街頭行動「なめ憲勝手連」
「みんな今の世の中に息苦しさを感じているんだ」
「仏の教えは立派だけれど、その教えを政治に活かさない公明党」「福祉だ平和だと言うけれど、自民党にくっついて米軍再編に七〇〇〇億円の助成を決めたじゃないか」──拡声器でこう訴える私たちの目の前で、公明党の一団が、法定ビラを配っていた。
白い詰め襟シャツと黒のスラックスで統一された、二〇歳前の男子学生(?)が勢揃いしている。責任者とおぼしき年長の人物が、苦り切った様子で、しきりにこちらを気にしている。
参議院選挙が告示されてから初の日曜日となった七月一五日。私たち「なめ憲勝手連」(国民をなめるな!憲法を守ろう!護憲議員に勝手に連帯する会)は、JR大阪環状線の京橋駅で勝手連&落選運動を行った。アピールするのは、「二九日の参院選での護憲候補への投票に行こう!」「改憲派である与党=自公政権と、民主党を落とそう!」。
この日の参加者は、二〇人ほど。年金問題や在日米軍再編問題のこと、今年三月の釜ヶ崎住民消除問題を拡声器で訴える人。自民党をおちょくるパロディのポスターを持つ人、「憲法を守ろう」と歌を歌う人。その歌に合わせて太鼓を叩く人。踊る人。「なめ憲勝手連」のシンボルであるヒマワリの造花を手にする人。
なかなかにぎやかな街宣は、人目を引いている。釜ヶ崎から参加した労働者の姿が目立った。
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