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更新日:2007/06/18(月)

[投書] 言わせて聞いて第1280号

非武装地帯からきた少女●大阪・秦知成

半島の三八度線をはさんで、それぞれ二キロメートルは、非武装地帯である。

私たちの国では、冷戦の構造が解消されず、分断国家の深い傷や悲しみ等が刻まれている。兄弟、一族の離散を生んだ動乱の涙は、民族の運命だろうか。

非武装地帯に、村がある。この村で生まれ育った人たちは、銃と監視に守られながら生きている。非武装地帯の少女は、大学に通い、歴史や文化、政治や軍事を学んでいる。その少女が、日本の在日社会にやって来た。憎悪や対立を乗り越えて来た在日の心や魂に出会い、少女は学んでいる。

少女は、「本国に帰り、私たちも南と北の対話で統一を創っていく。元気をもらって帰国する」と言っている。

南北連結列車の試運転が始まり、南北の扉が少しずつ開かれようとしている。北への支援物資も、次々に届けられている。南北の同胞たちが出会い、あいさつをし、抱き合い、両手を握り合っている。

昔、イムジン江の歌があった。鳥や魚たちは、自由に行き通うのに、私たちは何故自由に、往来が出来ないのか。イムジン江の詩は、北の人が書いている。イムジン江の詩は、民族や国境を越え続けながら、人々の目に触れ、愛され続けている。

だが韓国でイムジン江の詩(歌)を聴くことは難しい。イムジン江の詩碑を建てて、民族の心に届ける方法はどうだろうか。

獄中者にも「テロ国家」にも人権はある●東拘・橋本和也

いわゆる監獄にあっても、現行の朝鮮包囲網においても、支配権力の暴力性がいよいよむき出しとなってきている。

獄において「人権」そのものが認められ難い現状は、まるで刑罰の中に制圧が含まれているかの様だ。他方で、朝鮮包囲網とは「テロ国家撲滅」を大義にかざした暴力だ。

獄という空間で「権利」を主張する事は、「官憲」に反逆する不届き者のレッテルを貼られるという事となり、制圧の対象となる。

とかく権力側・体制側というものは、拘束者あるいは反体制とする民族主義者への制圧、圧政が何かとてつもなく効果があるように「獄内」もしくは「世論」に想わせたいのだろう。

あるべき取締りとは、「制圧」を排斥したところに鍵があるのかもしれない。抑圧による「解決」なんてものは、権力の誇大妄想に過ぎないのである。

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