人民新聞オンライン

タイトル 人民新聞ロゴ 最新版 1部150円 購読料半年間3,000円 郵便振替口座 00950-4-88555┃購読申込・問合せはこちらまで┃人民新聞社┃TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441┃Mailto:people@jimmin.com
反貧困社会編集一言政治海外情報投書コラムサイトについてリンク過去記事
更新日:2007/06/07(木)

−朝鮮渡航から二十年、帰国を「新たな出発点」に繋げたい−
赤木邦弥

逮捕状発行について

87年に朝鮮に渡航して以来、およそ20年振りの帰国となります。81年秋にドイツへ語学留学した後、87年までウイーンで通訳やガイドの仕事をしながら、ジャーナリストをめざしていた在欧日本人の一人です。朝鮮渡航もジャーナリストしての仕事の一環でした。これまで渡航の理由を公表してこなかったこともあって、「拉致被害者」ではないかと疑われたこともありましたが、今や「拉致一味に合流した男」にされています。180度の転換です。

朝鮮に対するイメージはいまや最悪ですが、80年代は、そう悪くなかったものです。とはいえ、ベールに包まれた未知の国、ちょっと怖いなという印象は確かに当時の私にもありました。一般の人ならおそらく渡航など考えないでしょうが、ジャーナリストなら一度は覗いて見たい、小田実さんの「何でも見てやろう」という本がありますが、そんな気分でした。ところが妻の病気のため旅券更新の出国ができず、91年に旅券が失効。その後、文章活動をメインに、よど号の子供たち(20名)の教育を手伝ってきました。03年から順次に妻と娘二人が帰国、今回、私が帰国することになりました。

今回の帰国に当っては、旅券法に規定された「渡航制限地域への渡航」という旅券法違反容疑がかけられています。旧旅券法(87年当時)によれば、10万円の罰金刑です。この容疑で「逮捕状」というのも極端ですし、しかも今から逮捕覚悟で帰国する私に、わざわざご丁寧にも「国際指名手配」まで出しています。すべてが大袈裟過ぎます。

捜査当局がこのような対応を取るのも、「北朝鮮渡航」という事実以外に「容疑」となる事実が皆無だからでしょうし、「拉致事件」との関連を印象付けて、容疑をできるだけ重いものにしたい、何とか拉致関連でメデイアを動員したい、5月10日の逮捕状には、そういう捜査当局の政治的意図を強く感じています。正直言って驚くと同時に、強い怒りを感じています。

「拉致問題解決」について

新たな人生の出発点へ

この手記の全文は、本紙6月15日号へ掲載いたします。ご希望の方は購読方法をご覧ください。
[HOME]>[ コラム ]


人民新聞社 本社 〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18 2F
TEL (06) 6572-9440 FAX (06) 6572-9441 Mailto:people@jimmin.com
Copyright Jimmin Shimbun. All Rights Reserved.