更新日:2007/05/16(水)
[海外] パレスチナ/31年目の『土地の日』
MIFTAH.ORG 三月二九日号
三月三〇日(金)は、グリーンライン内、西岸地区、ガザ回廊、外国離散住まいのすべてのパレスチナ人にとって、第三一回の「土地の日」であった。三一年前の一九七六年、ガリラヤの六人のパレスチナ人が、イスラエル当局の強制的土地没収に抗議する非暴力デモの最中、イスラエル治安部隊によって射殺された。他に一〇〇人以上が負傷し、三〇〇人が逮捕された。
イスラエル当局は、現在イスラエル北部領土となっているガリラヤのパレスチナ人の村落から、パレスチナ人所有の土地五千五百エーカーを没収するという布告を出した。イスラエル内のパレスチナ人社会はゼネストを宣言、街頭で抗議デモを行なった。それをイスラエル当局が暴力で弾圧したのである。没収地は立ち入り禁止の軍用地とされたが、後にガリラヤ地区の大規模入植地に使われた。
それ以来、パレスチナ人は毎年三月三〇日を「土地の日」とした。それは、イスラエル軍によって殺害された同胞を追悼するだけでなく、奪われた土地を取り返すまで闘い続ける決意を新たにする記念日でもある。
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