更新日:2007/05/16(水)
[海外] パレスチナ/ナブルス住民への無差別逮捕
迫害目的の「暑い冬作戦」
今ナブルスは、イスラエルの「暑い冬作戦」の只中にある。昨日は私の住んでいる旧市街のアル・カリオウン地区が標的となった。イスラエル軍は夜中の三時に作戦を開始、地区内の家族みんなに家の外に出ろと命じた ― 女、赤ちゃん、老人も例外なく。
六時間も食事もなしに屋外に立たされた後、女・子ども・三〇歳以上の者は帰宅を許され、私たち若い者だけが残された。彼らは私たちを目隠しし、両手を背中の後ろへ回して手錠をかけた。きつい手錠で、ひどく痛かった。たくさんの階段や通路を歩かされて、埃だらけの悪臭のする空室へ連れて行かれた。イスラエル兵から突かれ、殴打されながら歩いた。目隠し、手錠の状態の中での暴力である。
そこで七時間程放置され、トイレも許されなかった。空腹を訴えると、パンらしきものを埃だらけの床に投げ、「さぁ、食い物だ。ケダモノみたいに四つん這いになって喰え!」。私たちはそれを拒否し、空腹を我慢した。
午後四時頃、私たちは軍用車両に乗せられた。四人ぐらい乗れる広さの車両だった(仲間の一人が目隠しを外し、定員六人というヘブライ語を見た)。私たちは二二人だった。貨物以上にひどい状態で、一時間半ほど運ばれた。
五時半頃、私たちはフッワラ軍事基地で降ろされた。私たちはベッドが六台ある部屋に二八人詰め込まれた。空腹を訴えると、三時間経ってから少し食事を持ってきたが、三人分の食事であった!パンのかけらを四人ずつに分け、ライスを少しずつ手でとって口に入れた。
午後九時頃、一つのベッドに三人ずつ、残りはむき出しの地面で寝た。
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