更新日:2006/11/29(水)
[情報] 「持たざるもの」の国際連帯行動
連帯こそ希望、共感こそ展望
一一月三日、恵比寿区民会館で「一一・三「持たざる者」の国際連帯行動」が約一一〇名の参加で開催された。
「「自立」「自己責任」を強調することで貧しい者を切り捨て、医療・福祉は豊かな人のみに与える。それが日本における新自由主義グローバリズムの実態だ」。冒頭、司会のなすびさん(山谷労働者福祉会館活動委員会)があいさつした。「持たざる者」の国際連帯行動は、社会的排除をこうむる様々な個別の運動体が連帯行動を通じてつながりあい、ともに新自由主義と戦争に抵抗していこうという試みだ。
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海外からまずはフランスNo‐Vox(声なき者)の構成団体DAL(住宅への権利)からの連帯メッセージが届けられた。「新自由主義的な立場の『生産力』(経済成長や効率至上主義)に立脚した社会のあり方を支持するか、『持たざる者』の観点からの『生産力』に基づくのか、選択する岐路に立たされている。大阪での野宿者強制排除に抗議してパリで取り組まれた連帯行動は、持たざる者として力関係を構築するひとつの過程だった」と、異なる現場を持ち、国も異なる運動の結びつきと連帯の強化を讃えた。
続いて韓国から。民主労総建設産業連盟・土木建築協議会・キム・ホジュン議長から届けられたメッセージを紹介した。「労働者の国際的連帯だけが、人間が人間を搾取する、少数の資本家集団のために多数の労働者民衆が抑圧される世の中を終わらせる。そしてその希望は連帯闘争にある」
各現場から多様な発言が寄せられた。このラインナップの多様さも「持たざる者」の連帯行動の特徴だ。
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