更新日:2006/09/26(火)
[海外] イギリス/10万人反戦デモ、即時停戦を!
──小野信彦・ロンドン反戦グループ
「シースファイア・ナウ!(即時停戦を!)」
その日、英国の首都ロンドンには即時停戦を要求するシュプレヒコールが響き渡った。ストップ・ザ・ウォー連合(以下STWと略)が呼びかけた八・五緊急反戦デモである。呼びかけから一週間しか準備期間がなかったにも関わらず一〇万人以上が参加し、延々と続くデモ隊列でロンドン中央は半日近く交通が遮断される事態となった。
多くの人々が、手に手に旗やプラカードを持って行進した。杉の木がシンボルマークのレバノン国旗、赤黒白緑のパレスチナ四色旗が風に揺れた。
プラカードの内容は色々だ。STWは「レバノンから手を引け!シリアを攻撃するな!」「パレスチナに自由を!イランを攻撃するな!」。ある社会主義団体は「世界一のテロリストはブッシュだ」「プレアよ去れ」。あるムスリム団体は「我らは皆ヒズボラだ」「イスラエルをボイコットしよう」。
これらのプラカードを、メンバーでもなんでもない普通の人々が、その手に高々と掲げて行進した。諸党派諸団体が入り乱れる統一行動だから起きる現象だろう。参加者達は自分の好みでプラカードを選ぶのだ。もちろん、お手製のプラカードやコスチュームを準備して参加した人々もいる。
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