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デモ隊は御茶ノ水・秋葉原界隈を一周して「弾圧を許すな」と訴えた
更新日:2006/09/06(水)

[情報] メーデー再来!8/5プレカリアート@アキバ報告

許しがたい警察の不当規制

真夏の日ざしが容赦なく照りつけるなか、サウンドトラックを先頭に様々な音楽をかけつつデモがゆっくりと進む。「8・5プレカリアート@アキバ」のサウンドデモ(レイヴデモ)だ。このデモは今年四月三〇日、同じく東京で行われた「自由と生存のメーデー」の「やり返し」である。

メーデーは「プレカリアート=不安定さを強いられる人間」の声を社会的に発現するために企画されたものだったが、警視庁公安部主導の異様な弾圧で潰された。デモは貫徹されたのだったが、「プレカリアート」として共に歩き、様々な出会いや交錯をはかろうとする時間を徹底的に破壊され失われたのだ。その「反撃」として、このアキバ(秋葉原)のデモは行く。

「弾圧を許すな!」「やられたままで黙ってはいない!」を掲げているだけに、デモは最初から警察の不当規制に見舞われた。

灼熱の炎天下にもかかわらず、大量動員された機動隊員が車道・歩道に展開する。並進規制に走り回り、出発直前には、デモの「許可条件」だけでなく、主催者が周到に準備した(道交法五六条に基づく)「荷台乗車」の「許可条件」の確認のために、所轄署の交通課・警備課がでばってくる。出発直後から、デモ隊の前についた機動隊(八機)の指揮官車が「デモが迷惑をかけている」という最近お定まりの妨害プロパガンダを垂れ流す。

一〇分とたたないうちに「ことさらな遅足」の警告まで喚き、その後も警告の乱発。そのたびに大量の公安警察が介入の機会を窺う。ビラまきも妨害される。

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