更新日:2006/08/06(日)
[社会] 911同時多発テロ 私たちは何を知らされていないのか?
木由左史(イリノイ州在住フリーライター)
はじめに
911事件について、政府の公式発表を信じない人々が増えています。以下は、5月の中旬のゾグビー・インターナショナル社による全国的な世論調査の結果です。
■ブッシュ政権は、「911事件を、イラク侵攻のために不当に利用した」44%、「サダム・フセインがテロリズムを支援していたので、イラク侵攻を正当とした」44%、「いずれでもない、又は分からない」11%。
■政府と調査委員会は、「911事件の真相を隠していない」48%、「911同時多発テロの真相を隠している」42%、「分からない」10%。
■航空機が突入していない貿易センター第7ビルの崩壊について、「知らない」43%、「知っている。911調査委員会は第7ビルについても調査をすべきであった」38%、「知っている。911調査委員会はツイン・タワーだけの調査でよい」14%、「いずれでもない、又は分からない」5%。
2004年8月に同社が行った結果は、「ニューヨーク市民の約半数(49.3%)とニューヨーク州民の41%が、アメリカ政府首脳は911攻撃を事前に知っていて故意に何の対応もしなかったと考えており、また、ニューヨーク市民のうち66%が、911調査委員会報告書(2004年7月発表)には未回答の問題があるとして、新たな調査を要求していました。」
この2つの調査結果をみると、「調査委員会報告書には問題がある」と考える傾向が、全国的に広がりつつあると見ていいでしょう。
それは、911事件の犠牲者遺族の有志、フリージャーナリスト、学者、元政府高官、市民活動家、そして草の根市民といわれるあらゆる階層の人々が持続してきた911真相究明運動の成果です。
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