更新日:2006/07/25(火)
[情報] 野宿者排除許すな!/NO-VOXフランスとともに抗議行動
ともに持たざるものとして パリ−東京−大阪結ぶ連帯
六月三〇日から七月五日にかけてフランス『NO─VOX(声なき者)ネットワーク』のメンバーが来日し、東京・大阪で連帯集会・交流会や共同での大衆行動が取り組まれた。
東京では、隅田川河川敷で占拠闘争を続ける野宿労働者や、移住労働者を支えるAPFS(Asian People’s Friendship Society)との交流をもち、『ホームレス大百科』という野宿者差別図書について出版元の竹書房糾弾闘争を共同で取り組んだ。
大阪では五日、花園公園や西成公園のテント村を訪問し、長居公園で夕食会をもった。翌六日には扇町公園を訪れ、「自立支援センター」を盾に排除圧力を強める大阪市北部公園事務所への抗議行動に参加した。
多数の市職員が入庁妨害・暴行の数々
5日は強制排除に抗議する大阪市役所への抗議申し入れに取り組んだ。
市役所ではすでに三〇名ばかりの職員と警備員が御堂筋沿いの玄関口でお出迎え。「市長に用がある」と入ろうとすると、職員は「南側の玄関に回ってください」。言葉はていねいだが玄関口で警備員が仲間を突き飛ばしたり服を引っ張ったり。NO─VOXのミゲルも警備員に小突かれて猛抗議を展開。市役所の玄関前は一時騒然となった。制止を振り払いロビーに突入。ロビーにはすでに別働隊の仲間二〇人ほどが待機していた。合流してエレベーターで五階の市長秘書室へ向かったが、そこで再びピケを張られ、ロビーで足止めとなった。ミゲルが拍手でリズムを取りみんなで「ワーッ」と声を上げた。まずはホームレス自立支援課の担当官に強制排除反対署名と申入書を提出した。
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