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更新日:2006/07/02(月)

[政治] 9.11旅客機激突当時の映像初公開?!
宮原文隆(米国イリノイ州在住)

「米同時テロ」記事を読む

五月一七日、CNNの日本語ウエブ・サイトは、次のような書き出しの記事を掲載した。

「ワシントン(CNN) 二〇〇一年九月一一日の米同時多発テロで、米国防総省に旅客機が激突した当時の映像が、一六日に初公開された。アメリカン航空七七便がワシントン郊外の同省の建物(ペンタゴン)に激突した瞬間が捉えられている。司法監視を目的とする市民団体ジュディシアル・ウォッチが明らかにした。」

また、「(市民団体ジュディシアル・ウォッチ)同団体関係者は、この映像で同時テロに関する公記録が全て出揃うとの理由から請求に尽力してきたと述べ、「アメリカン航空七七便をめぐる陰謀説が、この映像でようやく払しょくされることを願っている」と述べた。一部の人々は同便がペンタゴンに激突していないと主張し、撃墜やミサイル攻撃の可能性を指摘している」とも記述している。

一見、異なる見解を併記しているようで、報道が公平であるかのように見える。

しかし、落とし穴がある。冒頭で「アメリカン航空七七便がワシントン郊外の同省の建物(ペンタゴン)に激突した瞬間が捉えられている」という断定的な言い回しで、記事を読む者が注意深い思考力を持ち合わせない限り、読者の意見は始めから方向付けされてしまう。

全体で八〇〇字余りの記事のなかで、表題もいれて「旅客機」の記述が二箇所あり、記事の文脈からして、「旅客機」とは、「アメリカン航空七七便」のことになる。その一方、この記事には国防総省に突入していく旅客機の映像写真は添えられていない。

公開された映像には、旅客機は本当に映っているのか?

映像は、情報公開法に基づいてビデオ映像を国防総省に要求したジュディシアル・ウォッチのウエブ・サイトで見ることができる。また、パソコンにダウンロードも可能で、自分で映像を分析することも可能だ。(注@)

公開されたビデオは二本。どちらの映像を見ても、飛行物体らしきもの、または白煙は見えるが、旅客機は見えない。

そこで、PCに映像をダウン・ロードして、一コマづつコマ送り分析してみた。

私の映像ソフトでは、〇・〇三秒(又は〇・〇四秒)の単位でコマ送りができる。

自分の手でメディア情報の検証を!

先ず、「コマが抜け落ちているのではないか?」と疑問をもつ。

何故なら、飛行物体らしきもの(又は白煙らしきもの)のコマと噴煙を上げる建物のコマとの間に、ペンタゴンの建物の中に少しづつ姿を消していく飛行物体のコマがないのだ。

もし、ひとつのコマにも捉えることが出来ない程の速い飛行速度であったので、建物に突入していく映像は撮れなかったとすると、約一秒の間(約三〇コマ)、飛行物体らしきもの(又は白煙らしきもの)の同じ映像が残されているので、飛行物体らしきもの(又は白煙らしきもの)は、約一秒間、静止していたことになって、合点がいかない。

また、ひとつひとつのコマを見ても、旅客機を特徴づける胴体、翼、或いは尾翼を明確に特定できない。

従って、米国防省が公開した映像に、「アメリカン航空七七便」が映っているように読み取れる記事の書き方は、事実を報道する姿勢から明らかに外れている。

このニュースがラジオでも流れていたことを考えると、怖くなる。

九・一一同時多発テロについての政府公式発表に疑念の声(注A)が上がっている昨今、主要メデイアの情報の受け手は、自らによる事実の検証作業を怠ってはならない。そのことを改めて感じた。

注@http://judicialwatch.org/flight77.shtml

注Aゾグビー・インターナショナル(ロイターの公式北米世論調査会社)が行った調査(5月12日〜16日)では、42%の人々が「政府と調査委員会は、9・11同時多発テロの真相を隠している」と考えている。http://www.911truth.org/images/911TruthZogby-PollFinalReport.htm

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