更新日:2006/06/02(金)
[コラム] 国産パルプを使った紙を使おう
──出版・エコグッズ プロデューサー 五味正彦
一二月五日号のこの欄で、国産の木の活用、三つの提案をした。続いて「林業のオルタナティブ、パートV」だ。
(中略)紙と燃料については、前回も書いたように我に秘策あり。
私は本の関係の仕事歴、約四〇年。そのためもあって紙≠ノついてはずっとこだわってきた。古紙率一〇〇%の再生紙を作ってくれ、使ってくれと提案したのが約一五年前、石油系インクから植物インクへの転換をと提案してから一〇年程たっている。いずれも今日では、あたり前、とまではいってなくてもちょっと努力すれば、ちょっと高い感じで使える。
しかし、日本の森林問題から考えてここで私は、紙の提案を変更する。五〇%(前後)国産材パルプ(バージン)を使った紙を作って、使って、と。現時点ではそういう質の商品としての紙は存在していないが近々できるでしょう。コストが普通の紙よりどれだけ高いのか、そしてその利用をどう拡めるか。これから考えたい。
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