[海外] ついに9.11事件のタブーを破ったCNN
グローバルピースキャンペーン きくちゆみ
ハリウッド俳優が政府発表に疑問
ことの発端は、三月二二日に始まった。ハリウッドの大物スターのチャーリー・シーンがついに九一一事件について、「政府の公式発表には疑問がある」と公言し、それがCNNの人気番組「ショービズ・トゥナイト」で全米放映された。米国の大手メディアでは極めて異例のことだ。
シーンは自ら、この事件発生当初から九一一事件の政府発表を疑っていた独立系ジャーナリストのアレックス・ジョーンズにコンタクトし、彼の番組で「世界貿易センタービルの破壊は飛行機の激突によるものではなく、解体爆破によるものではないか?」、そして「ペンタゴンに突っ込んだ飛行機が本当に民間機なら、その映像をみせろ!」とまで発言。ハリウッドの大物スターがそのような発言をしたことは初めてだった。
昨年末、米国政府による調査報告書も出て、一見落着かに見えた九一一事件。番組終了後に電話やメールが殺到し、直後に行ったネット調査では、チャーリー・シーンの発言に賛同する人が八割を越える結果となった。これはアメリカ中で物議をかもし、事件に対する再調査の声を高める結果になった。
チャーリー・シーンといえば、映画『プラトーン』で一躍有名になった。父親のマーティン・シーンはハリウッドの大物俳優であるが、平和活動家としても有名だ。毎年一一月にジョージア州のフォートベニングで行われる米陸軍の軍事訓練校「スクール・オブ・ジ・アメリカス(現在、「国際協力のための西半球研究所」と改名)」の閉鎖を要求するデモには、ほぼ毎年参加し、何度も逮捕されている。父親譲りで、彼も骨太の反戦主義者なのだろうか。
深まる疑惑の数々
このCNNでのチャーリー・シーンの爆弾発言は、私から見れば極めてまっとうな疑問だ。彼の発言で繰り返し引用されたのは、「アマチュアのパイロットがアメリカの旅客機を四機もハイジャックして、目標の七五%の破壊に成功したなんてのを信じろって言うのかい?これこそが陰謀説じゃないか?」という部分。
その他の疑問は、私たちが翻訳・配給しているドキュメンタリー映画『九一一ボーイングを捜せ』の中で、ラジオ・ホストのヴォンクライストが呈している疑問と重なる。例えば:
@ペンタゴンに突っ込んだのは本当に旅客機なのか。穴のサイズが小さすぎて、辻褄が合わない。
A世界貿易センタービルが崩壊する前の爆発について、当日複数のテレビ局がライブで放映しているが、その後、放映されない。爆薬を使わずに、鉄筋コンクリートのビルがあのように粉々に崩壊し得るのか?(かつて、火災によって崩壊した鉄筋コンクリートビルは一つもない)
B飛行機がぶつかってもいない第七ビルはどうして崩壊したのか。
C世界貿易センタービルの賃貸オーナーになってまもないシルバースタインが、PBSのインタビューで当局が第七ビルの解体を決定したことを話している(が、九一一事件の政府報告書には、この件への言及がないのは、なぜか?)が、どうやって半日足らずで解体爆破の爆薬を仕掛けることができたのか?
Dブッシュ大統領は事件当時、フロリダの小学校にいたが、彼がすぐに安全な場所に隔離されなかったのはどうしてか?国家の危機であり、大統領の命が狙われると、どうして考えなかったのか?