更新日:2005/12/07(水)
[コラム] 07年参院選で平和の政治的結集を/きくちゆみ
九・一一事件から四年目に行われた日本の衆議院選挙は、与党の圧勝でどんな法案も阻止できない状況を作ってしまった。小泉首相が選挙の争点にした郵政民営化法案は、その内容がほとんど審議されないまま、民意を得たとしてあっさり可決した。共謀罪も次の国会で可決する見込みだ。郵便貯金と簡易保険にある三四〇兆円の私たちの貯金は、最終的には米国債に投資され、アメリカの「終わりなき対テロ戦争」の資金にされてしまうのか。
自民党は二九五議席に躍進し、公明党の三一議席を合わせて、与党は三二六議席となり、改憲の発議に必要な三分の二議席をあっさりクリアした。「歴史的圧勝」の文字が新聞に躍った。
ところが得票数をよくみると、まったく違う現実が見えてくる。
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