更新日:2005/07/06(水)
[政治] 悪政=「平成の大合併」のツケで蒲原町大混乱 町長リコールへ
政令指定都市に固執する静岡市 政治を商売道具にする蒲原町長
市町村合併を強引に進める町長解職請求。このリコール署名簿審査をめぐり二割近い署名が無効と認定され、解職請求は不成立かと思いきや、住民の不服申したてと抗議で署名審査をやり直してみたら無効とされた署名(八〇六)のうち半分以上(四六二)が有効署名として復活し、一転リコール投票直接請求成立。リコール投票実施が決まると町長が辞任表明し、任期八ヵ月だけの町長選挙が行われる。 こんな激動の中にある蒲原町を訪ねた。蒲原町は、静岡市から東へ約二五`。東は富士市に接し、桜エビを特産品とする漁師町だ。山が海際まで迫り、山と海の間の狭い傾斜地に東名高速・国道一号線・東海道本線と新幹線が走る交通の要衝でもある。人の出入りも激しくなく自然にも恵まれた人口約一万三〇〇〇人の小さな町だ。 本来のどかなはずの蒲原町での混乱は、中央の失政を地方に押しつける「平成の大合併」がもつ様々な矛盾を明らかにするだけでなく、普段は見えにくい地方政治をめぐる利害葛藤や思惑が激しく交錯する実態をあからさまに噴出させた。(編集部・山田)
県・市・総務省三位一体の合併強行
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