更新日:2005/07/05(火)
[情報] シカゴ/広島市長招き核兵器削減キャンペーン
「もう一つの世界は近づきつつあります」──宮原文隆(イリノイ州・環境問題市民グループ)
はじめに
久しぶりにシカゴの宮原さんから米国・草の根運動のレポートが届いた。ブッシュのお膝元で、母親が子どもに核問題を伝え、子どもの行動が大人を巻き込み、大きく拡がっていく。人々が偶然の出会いを重ねながら、企画が生まれ運動が成長していく-−そんな米国の市民運動のダイナミズムが読み取れる。(編集部)
子供のための子供による原爆ドキュメンタリー 偶然が、必然と重なり広島市長講演会へ
出会いは、時として偶然と必然とが重なる。
三月の始めに知人から、原爆の資料を探しているアメリカ人中学生がいるので助けてあげてくれないか、という電話があった。
数日後、ケイティ・ソターと名乗る中学生の母親から、電話が入った。子供が原爆のドキュメンタリー・ビデオを製作するので、手を貸して欲しいという。
大変なことを引き受けてしまったと思ったが、無下に断れない。「詳しいことを知らせて欲しい」と電話を切った。
「映画作りの好きな二人の中学生が、子供のための子供による原爆ドキュメンタリーの製作を計画している」とのメールが届いた。「映画のなかに平和記念館のショットをいれたいのだが、子供が広島に行くことは無理なので、広島の中学生に頼めるよう力を貸してくれないか?と書いてあった。大人が撮影しては駄目だとも。
これは、話を聞く必要があると感じて、会うことにした。
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