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更新日:2005/05/27(金)

[海外] 韓国/日本の歪曲教科書は中国共産党崩壊を狙った30年プロジェクト
──韓国『マル』4月号より

韓米日同盟+台湾で、中国・北朝鮮を封鎖する戦略

去る三月一一日、「アジア平和と歴史教育連帯」は日本の扶桑社で文部科学省これに検定を申請した「新しい歴史教科書」に関する分析を発表した。

これによれば扶桑社版 歴史教科書は、韓国の従属性を強調したうえにいわゆる「腕ぶし論」 (編集者 注:韓半島を日本に向けて大陸で突出した「前腕」で描写。韓半島が大陸勢力の手に入れば日本の安保が威嚇されるという主張)を打ち出して「韓半島の威嚇論」を相変らず主張している。

また植民地支配と侵略戦争をより一層露骨に解放戦争として美化して叙述している。

日本の「歴史歪曲の歴史」は昨日今日のことでない。一九五〇年代、六〇年代中盤まで、日本の歴史教科書は、朝鮮を植民地で支配したという事実自体を言及した教科書はそれほど多くなかった。日本近代史の中心軸の一つが侵略戦争と植民地支配なのに、これを意図的に排除したのだ。国家が忘却を強要したのだと見ることができる。

一つの転換点になったのが一九六五年の韓日協定だった。以後、朝鮮植民地支配の事実は、すべての教科書で言及された。

ところが一九七〇年代中盤から変化が起き始める。自民党と文部科学省官僚などを中心に激しい反発が起きた。その中で一九八二年の「歴史教科書波動」が起こったのだ。

ところが私たちの問題は、波動が起きた根本原因を正しく診断しなかったということにある。このような安易な対応の結果は、二〇〇一年扶桑社の歴史教科書などの歴史歪曲による波動が起きた時、そのまま現れた。

一九八二年と二〇〇一年に繰り返したことは単なる感情表出(デモ、声明書朗読)と論理不在の粗雑な反発だった。

このような準備不足と粗雑な対応は、日本の歴史教科書歪曲に政治的(外交的)にだけ対応しようとした政府の責任もあったが、いくつかの変化も現れた。

一つは、八二年に比べて、民族感情を極端的に表出する場合が減ったという点だ。もう一つは、「韓日歴史共同機構」が両国政府次元で結成され、日本を対話に引き込めむ制度を確保したという点だ。さらに、民間水準で歴史教科書問題を考える「アジア平和と歴史教育連帯」も組織された。

韓国側ではこれらを中心に、日本と中国の市民団体、研究者、教師を含めて「韓.中.日が一緒に書いた未来を開く歴史教科書」を準備してきた。批判と代案が私たちの中心になり始めたのだ。

しかし、こうした動きの障害になったのが、扶桑社で発行した新しい歴史教科書を作る会(以下「新歴会」)歴史教科書だ。

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